2013年5月7日火曜日

 こんにちは,先週に引き続いて学習支援担当のMです.
 今回は,上級生の皆様に向けた本をご紹介したいと思います.実は,私は現在,博士課程の2年生をやっております.まあ,へっぽこドクターなわけですが,日々頑張って研究課題に喰らいついております.
 当たり前ですが上級生になってくると先輩が減ってきます.そうすると自分がどのような知識が必要で,どのように後輩を指導していくべきか迷うこともあります.いや,ドクターなんだから全部知らなきゃダメでしょって言われそうですが,実際ロールモデルがいないというのはかなり不安です.
 いない人を求めていても始まらないので,私は一般的な博士課程の学生はどのような思考を持ち,どのような生活をしているのかを本で調べようと思いました.いろいろ本を漁ったのですが,その中でも「ロマンチックな科学者」という本はとても内容が充実していました.この本は,現在生命科学の研究の第一線におられる先生方が,科学者はどうあるべきか,そのためにはどのような思想を持つべきかを体験談も含めて親しみやすく語っています.また,そのような一流の科学者たちは学生時代にどれほど研究に打ち込んだかも書かれており,自分のやる気を奮い立たせるのにも一役かってくれています.
 研究で毎日大変かと思われますが,たまには思考を変えてそのような本を読んでみるとやる気が湧き,効率が上がることもあると思います.是非一読してみてください.
 

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