2012年10月26日金曜日

web本棚サービス

お初にお目にかかります、今年の8月から勤務し始めた理系担当の加藤という新参者です。
大学院生の職員として2人目の加藤です、ややこしくてすみません。

学習支援相談員としての初仕事ということで先輩方の面白い記事を参考に
拙いながらも挑戦してみます。

今日はネット上のweb本棚サービスというものを紹介してみようかと思います。
今年に入ってから"ブクログ"というweb本棚サービスを利用し読書記録を付け始めました。
というのも読書家の悪癖のひとつである積み本(読んでいない本を積み上げてしまう事)を解消できないかと思ったからです。

同じ悩みを抱えている方々も大勢いるのではと思いますが、
その大きな原因は自身の読書ペースを考えずに次々と本を購入してしまうことです。
気になった本があればとりあえず手元に置いておきたいという欲求は抑えがたく、
読書のペースを上げることでこれに対応できないかと思い記録を始めました。

読書記録が目に見えるデータとして残せるため、web上の本棚に読み終えた本を並べて
いくことで達成感を覚えながら読書を進めることができたり、読書目標を設定してみたりと、
以前よりもペースを上げることができたように感じます。
(問題の解決には至っていませんが…)

本のレビューや、他の人の本棚を検索、参照したり、本に関する話題の掲示板があったりと
使いこなせば読書家間のコミュニケーションツールとしても使えるかと思います。
私もまだ様々な機能を把握しきれていないですが、同様のサービスを提供するサイトは他にもあるようなので、興味のある方は是非検索してみてください。読書生活を豊かにする助けになればいいかと思います。

拙い文にお付き合いくださりありがとうございました。

2012年10月22日月曜日

特設コーナー

こんにちは、文系担当のSです。

京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞されましたね。おめでとうございます!

図書館カウンターに特設された
「ノーベル賞関連書籍」コーナーのご紹介です。














↑↑いろいろあります↑↑

『ノーベル賞名鑑』では、1901年の第一回からの受賞者とその概要が見られます。
文学賞関連では、モー・イェン原作、チャン・イーモウ監督作品のDVDも置いてあり、館内で観る事ができます。

ぜひ手に取ってみてください。

2012年10月19日金曜日

学校では教えてくれない歴史の話

 この手のブログは常にネタ切れの心配と戦わなければならない、と一人で勝手に戦々恐々としている理系担当のNです。
 だがしかし、この信州大学付属中央図書館に眠る蔵書は50万冊。本の紹介をしていけばネタ切れの心配など無用なのです。

 というわけで、今回は歴史に関するお話です。だけど理系担当なので世界史やら日本史は大嫌いでした。今回は科学の歴史です。



 科学の歴史とはいえ色々とありますが、大体の人が想像するのは「歴史的大発見」に関するものでしょう。アインシュタインの相対性理論、ダーウィンの進化論、フェルマーの最終定理の証明、iPS細胞などなど……。
 けれど「発見」というものは突如湧き出るものではありません。アインシュタインの相対論の前には既に似たような数式が見出されていたり、フェルマーの最終定理は実はまったく違う数学の分野の話が絡んでいたり、その裏には必ず「発見史」とでも呼ぶべき歴史があります。
 

 案外そういうお話は面白い上に、大変勉強になります。また、科学者としてはモチベーションを高めるのに最適ですし、そのような話を知るだけで科学という重要な学校では中々教えてもらえません。そこでこの中央図書館にて何冊か探してみました。


・セレンディピティー―思いがけない発見・発明のドラマ―
 (RM.ロバーツ 著、安藤喬志 訳)

 先日、名古屋大学の篠原先生が信州大学理学部で講演をされました。その時、
科学の発見には大きく分けで天才タイプとセレンディピティ―タイプという2つの種類がある。天才タイプとは長く考え続けて、ある時ハッと閃くもの。そしてセレンディピティ―タイプとは、偶然の発見を見逃さずに捕まえるものだ。
と仰られておりました。そして、セレンディピティ―タイプも立派な発見であり、偶然思わぬ所から現れた結果を、逃さずに捕える事は意外と難しい、とも語られました。実際、X線やフラーレンのような、元々の目的から外れた部分でノーベル賞級の発見をすることが科学ではよくあります。
 本書はそのようなエピソードを集めた本です。30個以上のエピソードに加え、解説も加えられているものもあります。自分の興味があるものだけでも、読んでみてはどうでしょうか。

・人物で語る物理入門 上・下
(米沢富美子 著)
 
 相対性理論や量子力学に代表されるように、物理という学問はその歴史の中で幾度か我々の世界観を大きく変革させる発見がなされています。この本はそんな発見をした学者の人物像を中心に解説を行っています。もちろん、数式などは出てきません。雑学として物理を知っておきたい、という人にもぴったりな一冊です。また、女性の物理学者の功績についてもしっかりと記述されているため、女性にも楽しんでいただける一冊です。

・「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
(山中伸弥 益川敏英 著)

 ノーベル賞を受賞したお二人(この本が書かれた当時は、山中先生はまだ受賞してませんが)による対談形式の本。「発見の歴史」とは少し違うものですが、現代の発見がいかにして行われたか、またそれはどのような人に見出されたのか、ということは非常に興味深いテーマです。過去の発見もまた重要な歴史ですが、科学の世界はまさに日進月歩のため、このような“今”のテーマについても触れてみるべきかもしれません。それはそうと、やっぱりノーベル賞をとった先生の話は気になりますよね。ちなみに vs.とかなってますが、別に戦ってなんていません。


 もう少しあるような気はしますが、それはそれで専門性の高いテーマになってしまいそうなのでこのあたりで打ち止めです。
 これに興味を持たれたのならば、ぜひとも中央図書館で探してみてください。さらに専門的な内容まで昇華した本も多くあるため、理数系の学生の勉強にもぴったりです。

2012年10月15日月曜日

何の秋?

こんにちは。
文系担当のSです。

10月も折り返し地点に来ました。
授業の時間割も確定してきたころでしょうか。

秋と言えば…
最近、柿の焼酎漬けを食べました。
「まっかっかの柿の実 赤いけど渋柿だ~」という歌がありますね。
まだ渋が抜け切っていない物を食べてしまった時の舌の感触は何とも言えませんよね。

ところで、10月15日は『世界手洗いの日』(Global Handwashing Day)だそうです。
うがい手洗いは風邪予防の基本!
しっかり予防して、しっかり食べて、元気に過ごしましょう。

寒くなってきたので、温かいものを食べながら映画鑑賞をしたいです。

2012年10月12日金曜日

Aha体験と棚移動

こんにちは。理系担当のIです。

少し昔の話ですが、アハ体験Aha insight experience という言葉が、主にテレビで話題になりました。

「アハA-ha」というのは英語の間投詞で、「ああ、なるほど」の意です。知っている方も多いと思いますが、気づきやひらめきの瞬間に感じる、あの感覚のことですね。テレビなどで、映し出された映像の微妙~な変化に気づけるかどうかというゲームを覚えている方もいることでしょう。
もともとはドイツの心理学者カール・ビューラーという人が考えた概念だとか。

 
なんでもアハ体験は「脳に良く」、アハ体験のたびに賢くなるという話もありますが、本当かどうか、正確なことはよく分かっていないようです。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14620371?dopt=AbstractPlus
ちょっと調べてみたところ、↑こんな論文もありましたが、数は多くありませんでした。
まだほとんど研究されていない分野のようですね。
とはいえ、賢くなるかどうかはさておき、アハ体験の感覚が心地よいのは確かですね。アハ体験の瞬間、すべての脳細胞が一気に活性化するそうですが、少なくとも悪い感覚ではないです。

――さて、後期に入って少し経ちましたが、実は、この図書館の中にも、夏休みの間に少しだけ変わったことがあります。アハ体験のチャンスです。気が付いた方はおられるでしょうか。


なんと、3階の第3閲覧室の大学紀要コーナーの一番手前の棚が、いつのまにか900番台最後の棚に変わっているのです!

夏休みの間、蔵書の点検と整理を行い、棚の余裕を確保するために、900番台の棚がここまでせり出してきたというわけですね。


これで本当に”A-ha”となるかどうかは分かりませんが・・・・・・。

現状、館内の表示だけだと、900番台の最後の方の本を探している人にとっては、もしかしたら少しわかりにくい状態かもしれません。いつも通り、900番台の一番奥の棚まで行ってみて、960番台以降がない!なんてことにならないようにご注意ください。

実際に私は一度なりました。微妙な変化というのは、案外気が付かないものなのです。

2012年10月5日金曜日

季節の変わり目

後期が始まり一週間がたちました。
もう夜中は肌寒く秋の季節ですね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、体調に気をつけて後期も頑張りましょう!

2012年10月1日月曜日

2012年度後期がはじまりました!


いよいよ後期が始まりましたね。
季節も、もうすっかり秋になりました。
 
 
秋の夜長の図書館は、
外から聴こえる鈴虫の声と、ほのかな金木犀の香りに包まれて
とても静かな雰囲気です。
 
 
勉強に打ち込む人にも、思索に耽りたい人にも
図書館はきっと心地よい場所になるのではないでしょうか。
 


それに、新着図書も豊富です!
 
 
ざっと、こんな感じ↓↓


 
 
 
新着図書の中には・・・
 
 
 
 
 
 
↑↑こんな画集もあります。
 
 
        奈良美智全作品集1984-2010 =
     Yoshitomo Nara : the complete works
 
           (美術出版社、2011年)
【請求番号 708.7 N51】
 
です。
 
 
かなり重量感たっぷりの大型本で、見ごたえあります。
この女の子が気になった方はぜひ、探してみてください。
 
 
他にも、新着図書の内容は多岐にわたっており、
皆さんも必ず気になる本が見つかるはずです。
 
 
後期も頑張りましょう!
よろしくお願いします。
 
 
 
 
**学習支援員・文系(月曜担当)**