2012年12月17日月曜日

韓国南地方の旅


 
こんばんは。学習支援文系担当のLです。
 
今日は韓国語の勉強というよりは、韓国を知りたい方におすすめの本をご紹介します。
<留学生コーナー>においてある、韓国の国立慶尚大学からの寄贈の本です。
(信州大学図書館は慶尚大学の図書館と協定を結んでいます。)
 
この本は、韓国の南の慶尚北道(慶州、大丘などの都市があるところ)という地域を紹介したものです。
 
「慶尚北道ってどこ?」
 
という方がたくさんいらっしゃるかと思いますが、日本でも何年か前に放送された『善徳女王』というドラマの舞台である、「慶州」という都市があるところです。
ちなみに、みなさんにお馴染みの釜山(ぷさん)は、慶尚南道にあります。
 
最近は韓国旅行のガイドブックなどもたくさん出版されていますが、この本がそれらの本と違うところは、観光スポットや、特別は行事だけを紹介するのではなく、ある村のある一家を具体的に紹介していることです。
 
例えば、
家はどんな作りか、家族構成はどうなっているか、家具や小物は何があるか、冷蔵庫や倉庫にはどんなものがあるか、この家の、例えば、お祖父さん、お祖母さんは、毎日何を食べて、どこで買い物して、どこで遊ぶか、生計はどうやって立てているかなどです。
 
ちなみに、この本は一応<民俗調査報告書>なのですが、写真がいっぱい載っていて、おもしろいです。写真の説明も付いているので、パラパラ写真だけ見て、それが何をしている場面なのかなどは、中級レベルの学習者なら辞書を引きながら理解できます。
 
「あ、これ、ドラマで見たことある!」という食事の場面や、祭礼の場面や、市場の様子などが見つかるかもしれませんね。
 
もし上級レベルの学習者なら、すでに韓国の南地方へも何度か旅行に行き、日本とは違う雰囲気の家、寺、書院などにも行ってみたことがあるでしょう。その時、ガイドブックなどの説明だけでは、
その地方の醍醐味を十分味わった感じがしない、何かものたりないという感じはありませんでしたか。
 
旅行というのは、予備知識があればあるほど、楽しくなりますよね。
次回、韓国の南地方へ旅行することがありましたら、旅行前に一読してみるのもいいかもしれませんね。
 
 
 

 
左の本は慶尚北道という地域全体を概観したもの、
右の本はその地域のある村を紹介したもの、
中央の本はその村のある家を詳しく紹介する本です。
 

 
本当に毎日の日常生活で使われるものが紹介されています。
 
これはゴチュジャンを作っている様子を紹介していますね。

 





その村の人たちの普通の食事が写っています。
箸の置き方なども注目です。(^ ^)

2012年12月14日金曜日

資料集めてますか?

理系担当のOです。相談員をするのは実に半年ぶりです。前回担当した時は梅雨時でしたが、今ではもうクリスマスとなってしまいました。時が過ぎるのは早いものです。
 クリスマスと言えばイルミネーションや飾り物ですが、図書館でもカウンターの置物が少しクリスマス仕様になっています。中央図書館のカウンターのマスコットはテントウムシ(ナナちゃんというらしいです)と熊だと自分は勝手に思っていますが、彼らもクリスマス仕様に衣替えしたようです。先週のブログにサンタ帽子を被っていい表情で読書をしているテントウムシが写っています。是非ご覧ください。あのまったりとした表情は素晴らしいと思います。熊の方はいい感じに長靴に嵌っています。それぞれ返却ボックス周辺と就活コーナーにいますので何かに疲れたら彼らに癒してもらってください。
  来年には自分は卒業していないのですが、このまま衣装を増やしていってテントウムシ雛祭りVerや、端午の節句のアーマードテントウムシとかやってくれないかなと密かに思っています。


そんな風に現実逃避をしていても修論の締め切りは延びません。むしろ縮みました。教官から年内に第一稿を上げろとか言われましたが、今日言われても無理です。間に合いません。もっと論文を読んでおけばよかった(先々週のブログでも言われてますね)、もっと条件を変えた実験をしておけばよかったなどいろんな後悔が襲ってきます。目次を書いてページ数の皮算用をすると、研究室配属されて3年の成果がこれかとテンションが非常に下がったりしたます。前々からの準備は本当に大切です。

 
 
 卒論、修論を書いてる皆さんは参考論文はすべて手元にありますか?この時期になってから複写依頼や現物借用の申請をすると締切と到着どちらが早いかわかりません。図書館が所蔵してるからって安心していませんか?似たテーマの人がその本を狙っているかもしれませんよ。無駄に学習意欲の高い下級生が冬休みの勉強用に~とか言い出すかもしれません。4年生や院生は10冊まで借りることができます。少しでも使いそうだと思ったら迷わず借りておきましょう。

修論書き終わるまでは「他人のことなど気にしない、借りられる前に借りておけ」と厚かましくいこうと思います。

さて、それでは少し早いですが皆さん良いお年を。

2012年12月10日月曜日

両手に辞書

こんにちは
文系担当のSです。

12月も3分の1が過ぎ、卒論・修論・レポート、それぞれ締切がにじり寄ってきます。
いえ、駆け寄ってきます。
誰か間違えて早送りボタンを押したのでしょうか…

そんな中、執筆中のデータ管理には、細心の注意を払わなければなりませんね。

<図書館でもUSBの落し物が多いので、注意してください!>

データは手軽に作成・編集できますが、それ以上に簡単に消せてしまうのが怖いです。

データと言えば、電子書籍が話題になっていますが、利用していますか?
図書館のカウンター前にある iPad でも、オススメの本が紹介されているので、是非ご覧ください。


さて、大学に入ってから電子辞書とパソコンに頼り切っていたのですが、
最近、再び紙の辞書も使うようになりました。
高校時代に、「辞書がケースに入らなくなるくらいボロボロにするつもりで使うように!」と言われ、
用もないのにページをめくり続けて使用感を演出した思い出があります。

新品の辞書はページがピッタリ・ピッチリ・カッチリしていますが、
使っているうちに、紙の間に空気が入るのか、捲る時に付く折り目や皺のせいなのか、
パラパラと捲りやすくなってきますね。

ピンポイントで急いで意味を調べたい時には電子辞書が便利ですが、
紙の辞書だと、前後の似た単語まで一度に目にすることができるので、
新しい発見があったりして面白いです。

半分より表紙寄りか裏表紙寄りか、左右どちらのページに載っているか、ページのどの辺りに、どのくらい場所を取って説明されているか、太字になっていたか、色付きだったか――。
単語の意味だけでなく、感覚的に記憶に残るので、
語彙を増やすには紙の方が向いているのかな、と個人的に思ったりしています。
ただし大幅な寄り道には注意です。

線を引いたり付箋を貼ったり(ちょっと引っ掛けて破ってしまったり…)しているうちに、
自分オリジナルの辞書の出来上がり。愛着が湧きます。

パソコン無しの生活にはもう戻れませんが、紙媒体無しの生活は考えられません。
電子媒体と紙媒体、うまく使い分けて活用したいですね!
特に外国語で文章を書くときは、併用がオススメです。

雪が降り、すっかり寒くなりましたね。
重ね着やひざ掛けなどで寒さ対策をしっかりして、
体調に気を付けて過ごしましょう!

2012年12月7日金曜日

Web of Science を活用しよう

こんにちは。理系担当の久米です
皆様いかがお過ごしでしょうか。私はすでに修論でパニック寸前です
今ひしひしと感じるのは、もっともっと論文を読んでおけば良かった…ということです
M2の冬に後悔してもまったくもってあとの祭り! (いや、まだまだあがいてみせるぞ!)
今日は、楽しく、効果的に、すてきな論文に出会うためのヒントをご紹介したいと思います

以前、CiNii, Web of Scienceについて簡単に紹介させていただきました
論文検索の第1歩 CiNii
論文検索 Web of Science
今日は、Web of Scienceをもう少しいじってみたいと思います
クイックリファレンスを参照すると、大事なことが全部書いてあるぞ!)

重要な論文である目安のひとつが、その論文が引用された回数です

1. 検索結果を被引用回数の多い順に並べ替える
2. 引用レポートを作成

この手順を踏むと、どんな論文が、いつ、どれだけ引用されたかがわかります
引用レポートは、年代別の論文数や被引用数を出してくれる機能で、特に年代別被引用数は参考になります
 ○1990年代の古い論文だが、今年だけでも20件以上引用されている
 ○2009年以降に出版された新しい論文だが、すでに被引用件数が100件を超えている
このような文献は重要度が高いことが予想されますよ

では、実際に検索してみましょう








私の研究材料であるクマムシTardigradaを検索してみます
Tardigrad* とアスタリスクをつけると、Tardigrada, tardigrades, tardigradumなど様々な語尾のワードがひっかかるようになります













893件の文献がヒットしました。検索結果が多すぎる場合は絞り込みます。
赤矢印で示した”並び替え”から被引用の多い順に並べ替え、青矢印の”引用レポートの作成”をクリックしましょう








年代別論文数と被引用数がグラフ化されました。クマムシの研究の歴史は古いことや、近年論文数が増えていることが読み取れます (古い文献の書誌情報がまだ収録されていないことも考えられます)









年代別の被引用数を並べてくれました。古い文献ほど引用される機会は増えますが、近年でも引用され続ける論文は、今でも重要度が高いと考えられます。
ふむふむクマムシという生物は、系統関係の議論が活発なようですね…















重要そうな文献を見つけたら、ひとまずダウンロードしてみます。黒矢印の”全文”をクリックすると、リンク先からpdfをダウンロードできます。ダウンロードできないときも諦めず、A to Zで検索してみてください。(惜しくも文献を入手できなかったときは、文献複写サービスをご利用ください)

灰色矢印の"ENDNOTE WEB"をクリックすると、EndNote Web上に文献情報をストックしておくことができます。このEndNote Web、文献リストを一瞬で作成したり、MS Wordとの便利な連携機能があったり、なかなか出来るやつなんです…。(ユーザー登録が必要です)

赤矢印の被引用数の数字をクリックすると、この論文を引用した論文が表示されます。この文献に関連し、より新しい論文が芋づる式に手に入る!

青矢印の"引用アラートの作成"は、この論文が引用されるたびにメールやRSSでお知らせしてくれる超便利機能です。文献の見逃しを減らせますよ

水色矢印の”Related Recordsを検索”は、共有引用文献に基づいて関連しそうな論文を教えてくれるサービスです

紫矢印の引用文献は、この論文が引用している文献一覧です。関連度が高い過去の文献が並んでおり、そこから被引用をたどっていくとまたたくさんの文献に出会えます


ひととおり、論文に出会うまでを追いかけてみました。いかがでしょうか
他にも楽しい便利機能がたくさんあるので、いろいろいじってみてください

2012年12月3日月曜日

ブックをハンティングしてください!

 
 
 ☆☆.。☆  BOOK HUNTING  。。 

 
 2012. 12. 14. Friday
 
14:00~
 
MARUZEN
 
 
2012冬ブックハンティング.jpg
 
※ 申込期限 : 12月12日(水)
 
詳しくは ↓ ↓
 
 
ブックハンティングは、書店で実際に本を手に取りながら
図書館に置いてほしい本を選ぶ企画です。
(選んでもらった本は、図書館内で展示・紹介されます。)
 
図書館内にポスター&申込書を掲示しているので
ぜひチェックしてみてくださいね。
 
自分の探している本が図書館には入っていないことがよくありますが、
そんな方はぜひこの企画に参加してみるといいかもしれません。
 
現地集合 ・ 現地解散なので
手っ取り早いですよ。
 
先着20名までなので、申し込みはお早めに。
 

2012年11月30日金曜日

スピード注意

 こんにちは。理系担当のIです。

 今日、私の研究室の先生が、廊下を急がしそうに走っていくのを見ました。
その瞬間、「明日から師走だなぁ」と実感したのでありました。

 基本的に師弟というのはなにかと弟子が走っているのが平常状態ですが、師も走るとなればそれは忙しいに違いない、と妙に納得してしまいました。
 などと考えていたところで、ふと師走の語源について調べてみたところ諸説あるようですね。
 

 ・上でも書いたのと同じ、師走という字の意味をそのままとらえた「忙しくて師匠も走る」説。ちなみに何の師匠かは謎の模様。

 ・「師」というのはお坊さんのことで、あちこちの家でお経をあげるために忙しく走り回る「師馳す」説。

 ・ここでの「師」というのは特定の誰かをさす言葉ではなく、「大勢の人」という意味(たとえば”師団”という言葉のように)。なので「猫も杓子も走る」説。

 ・「年果てる」から「しはす→しわす」となったという説。

 ・平安時代には、十二月と書いてそもそも「シハス」と読んでおり、したがって「師走」という字は後世の当て字だという説。

 ……などなど。まだ他にもあったのですがとりあえず省略します。どれが正しいのか私には判断できませんが、色々あるようで目からうろこではありました。
 個人的にはやはり、なんとなく趣深い「忙しくて師匠も走る」説がお気に入りですが。

 
 図書館の利用者の方々も、なんとなく忙しい雰囲気に包まれているような気がします。私自身、そろそろ修論が大詰めに入ってきているのでそう見えるだけかもしれませんが、師走、恐るべし。
 
修論に限らず、卒論もあり、人によっては試験やレポートの締め切りもあり、これから加速度的に忙しくなってくると思いますが、我々学習支援相談員も、少しでも皆さんののお役に立てれば、と思っております。

2012年11月26日月曜日

中級の韓国語の勉強法

こんばんは。学習支援担当の文系のLです。
今年の夏、初級の韓国語の本を紹介いたしましたが、今日は中級の勉強法について
お話したいです。

どの外国語も同じだと思いますが、
「中級」の勉強とは難しいですね。ある程度慣れてはきたけど、まだ分からないことも
多く、日々勉強していても、はたして自分の実力は伸びているのか伸びてないのか分からない等々悩みがつきません。
下手すると、その外国語への興味を失ってしまいそうにもなりがちです。

「中級」といっても、そのレベルはそれぞれ違っていて、
教材開発において一番難しいのもやはり中級学習者向けの本を作ることだと思います。

韓国語に限定して申し上げますと、
韓国語は初級過程がかなり長い外国語なので、
文字の読み方、発音の変化のルール(最低4つから最多十数ぐらいまで)、
一通りの文法を学習し終えたら中級と言えます。

問題はその後なのですが、
「さて、次は何をどう勉強するか」です。

それからの勉強は、何のために勉強するかによって勉強法も教材も異なります。
韓国へ旅行に行って会話がしたいのなら、実用会話文集を、
資格を取りたいのなら各種過去問の勉強を、
特定の俳優やアーティストが好きなら、その人物が載っている韓国の雑誌のインタビュー
を読んでみたり、日本語訳の歌詞を見ないで、韓国語の歌詞を解読(?)してみたりなど。


さて、ここからが本論なのですが、
もし、そのような決まった目的がない場合の勉強法として
短編小説を読むことをおすすめします。

最近は対訳小説がたくさん出版されています。
例えば、左のページには韓国の小説の原文が載っていて、
右のページにはその日本語訳が載っている形です。

内容は、韓国と日本の昔話から韓国の現代短編小説までいろいろあります。
私個人的には、すでに知っている内容の昔話よりは、
「この先どうなるんだろう?!」とわくわくしながら読めるような、
現代短編小説をおすすめします。

小説は内容が面白いというのもありますが、何よりストーリーがつながっていて、
後で全体の内容、一つ一つの文章を連想しやすいので、語学の勉強にはとても
効果的だと思います。
気に入った文章をまるごと覚えてしまえば、語彙も自然と増えますし、
何よりも、その文章をそのまま、または単語を少し変えて
会話にも、作文にも使えます。


対訳小説を読むときのポイントは、
日本語のページを一切見ないことです。
つい目が行ってしまうので、できれば本を買った日に日本語訳のページは
何かで全部隠すとか、原文のページだけをコピーして使うとか、
とにかく自分なりの訳が終わるまで、日本語訳は見ないことです。

自分なりの訳が終わった後、日本語訳を見て、自分の訳と違うところが
あっても気にすることはありません。
日本語訳は「直訳」ではなく、内容全体のニュアンスを生かすために
さらに手を加えたものですから、
どうしても訳せなかったところの参考にすればいいのです。



現在出版されている本の中で一冊ご紹介します。『楽器たちの図書館』です。

中はこんな感じです。1ページが一つのUNITになっていて、
UNITごとにCDの音源が分かれています。
全部で49UNITなので、春休みに頑張れば二か月で読めるかもしれませんね。



この本の特徴は、文章がとても簡潔なところです。まるで最初から対訳を念頭において
書かれたかのように、簡潔で分かりやすい文章で書かれているので
中級の教材としてとてもいいと思います。


残念ながら、今年の9月に出版されたばかりの新刊で、まだ所蔵している図書館がほとんどなく、信州大学の図書館にもないのですが、駅前のM本屋には入っているので、興味のある方は見て
みてください。
もしよさそうでしたら、図書館に「リクエスト」してみてはいかかでしょうか(^ ^)












2012年11月19日月曜日

「寒冷な季節」

こんばんは。
天気予報では最近しきりに「西高東低、冬型の気圧配置だ」と
言われる日が多くなってきましたね。
今日みたいに風が強くても、まだ暖かい日差しがあれば救われたような気分になります。
こんな季節には、朝ベッドから外へ出るのも辛いのですが・・・
下に紹介する詩では、そんな自分を甘やかそうとする心にぴしゃりと一発食らわせたくなります。


寒冷な季節     

    枯葉みたいに涸いた日日が
    北風の中でくるゝと舞つてゐる
    僕は一本のステッキのやうに
    それらを叩いて進むのだ
    ともすると街の人々は口を尖がらせて
    不足不平を社交儀禮に使はうとする
    おお おびただしい無駄言の喫煙よ
    新らしい衣装を着るためには
    思ひ切つて一切を脱ぎ捨てることだ
    淸々しい黎明の冷たさの中で
    またベッドの暖もりを思ふ愚かさを知れ
    僕は見る
    春を迎へるために骨のやうになつた
    一枚の葉すら付けてはゐない樹木の露はな姿を
    さうして
    樹木の肋骨のあたりに光る
    靑い勳章のやうな満月の美しさを
    僕はいま新らしい情熱に點火するのだ
    この寒冷な季節のさなかにあつて



作者は岩佐東一郎(1905~1974)。
大正末~昭和初期にかけて堀口大學と日夏耿之介に師事し、大學の影響を受けた洗練された明るいウイットとユーモアを特徴とする「軽妙なモダニズム的スタイルの抒情」を完成させた詩人。代表的詩集に『ぷろむなあど』(大12、近代文明社)、『航空術』(昭6、第一書房)、『神話』(昭8、書物展望社)などがあります。

上に載せた詩は、『春秋』(昭16、文芸汎論社)に収められている詩です。
私は「新しい衣装を着るためには/思い切つて一切を脱ぎ捨てることだ」という部分が好きですね。あったかい、ぬくぬくとした環境から自らを離し、「淸々しい黎明の冷たさ」の中で
冷たい風にあたることも、自分を見つめなおすためには欠かせない作業なのですね。

この寒冷の季節、皆さんはどう過ごしますか?


※参考文献: 日本近代文学館編 『日本近代文学大事典第1巻』講談社、1977年。
          三好達治編 『日本現代詩大系第9巻』河出書房新社、1975年。


2012年11月16日金曜日

山! 雪! 冬の訪れ・・・

お久しぶりです,学習支援相談員のMです.
 寒くなってまいりましたが,みなさん風邪など引いていないでしょうか?自分は研究室の中で蔓延している風邪をまんまと貰って,喉がはれ上がり大変なことになっております.図書館もいろんな人がいらっしゃるのでうがい手洗いなど,万全の対策をお願いします.
 さて,今回も本を紹介したいと思います.今日紹介する本は山岳小説の中でもかなり有名な「氷壁」という本です.昨日,今日で松本から見える山々もすっかりと雪化粧し,厳しい冬の訪れを告げていますが,世の中にはそんなさむーい山の中に入っていく人々もいるみたいです.この小説は,そんな登山を生きがいとする主人公が,冬山登山事故で友人を亡くし,自分の人生を振り回されていく中で女性への愛を通して人生と向き合っていく話です.主人公の生き方には賛否両論あるでしょうが,もしこのような人生を揺るがす事態に陥った時,自分ではどう判断しどう生きていくのかという事を考えさせられる小説です.
 山岳基地の松本でよく聞く名前の山が出てきますし,親しみやすい(内容は重いですが)と思います.是非一読してみてください!

2012年11月12日月曜日

オススメの本など

こんにちは。

学習支援員(月曜・文系)のYです。

今日は私のおすすめの本を紹介させてください。↓


 
 
アレックス・ロビラ、フランセスク・ミラージェス 著
田内志文、青砥 直子 訳
 
『TREASURE MAP ― 成功への大航海』
 
アチーブメント出版、2012年
 
 
著者は、数年前に話題になった『グッドラック』という本を書いた方です。
 
実をいうと、私はこの手の自己啓発本のようなジャンルに馴染みはないのですが、
この本とは特別な理由があってめぐり合いました。
 というのも、この本のイラストを描いている星野槙子さんが
私の高校時代の友人なのです。
 
ゆっくり読む時間がなく、買ってからしばらくは部屋に置いて眺めていたのですが、
たまたま昨日寝る前に読んでみたら、今の私にぐさっと刺さる言葉がたくさんありました。
 
 印象的な言葉の中には、以下のようなものもありました。
CHAPTER 1 の「安定中毒を克服する」という小題の中の
ライモン・サンソという人物の言葉です。
(※『EL CÓDIGO DEL DINERO (マネーの掟)』の著者で成功セミナーなどで活躍するスペイン人コーチらしいです。)
 
 
「安全性など幻想にすぎない。雇用、つまり他者のために働くのは 
あらゆる仕事の中で最も不安定な形態だ」
 
 
ここだけ抜き出してしまうと誤解が生じそうですが・・・
とかく“安定”を求めてしまいがちな今の私たちには考えさせられる言葉です。
・・・「安定」って何なんでしょうね。
 
 
本の帯には、
 
「成功者の経験やビジョンから教訓を引き出し、航海の糧にしよう」
 
とあり、内容も文章の量も初心者にはちょうどいい感じです。
 
本の装丁も凝っていて、
部屋に置いておいても雰囲気を邪魔することなく、馴染んでくれるはずです。(実証済!)
 
気になる方は、ぜひ探してみてください。
 
(申し訳ありませんが、信大図書館にはないようです。リクエストしてみようかな。)
 
 
 ・・・それから、少しご注意・・・
最近、図書館で勉強している方が多いですが、
皆さん、席を離れる際には、貴重品の管理にくれぐれもご注意ください。
 
また、大事な時期ですので、体調管理にも気を付けたいですね。
風邪気味の方は、周りの方にうつさないよう
マスクや“咳エチケット”の心がけもよろしくお願いします。
 
手洗い、うがいを忘れず、みんなでこの冬を元気に乗り切りましょう。
 


2012年11月5日月曜日

原作or映画

こんにちは、文系担当のSです。

昨日、一昨日は銀嶺祭でしたね。
清々しい空気と暖かい日差しの中、青空に一段と映える紅葉
外に出るだけでワクワクする、まさに文化祭日和!だったと思います。
いかがでしたか?


さて、これから寒くて外へ出たくなくなる季節がやって来るという事で・・・
さっそくオススメの映画を紹介します。是非コタツにあたりながら観てください。

『ドリアン・グレイ』(Dorian Gray, 2009)

原作は英国の作家オスカー・ワイルド(Oscar Wilde, 1854-1900)の名作
『ドリアン・グレイの肖像』(The Picture of Dorian Gray, 1890)です。

物語の舞台は19世紀末のイギリス
若く美しく純真な青年ドリアンが、屋敷を相続し社交界デビューのためにロンドンへやってきます。
そこで初めて目にする「背徳的な世界」に魅了されたドリアンは、堕落し、享楽に嵌っていき――

主演は、『ナルニア国物語』シリーズの王子役として知られるベン・バーンズ。
主人公ドリアンの美しさと苦悩の様子をとても魅力的に演じています。
ヴィクトリア朝の華やかな社交界と、埃が舞う薄暗いスラム街の映像も素敵。
日本未公開なのが残念です。

原作は図書館の多読コーナーに何種類かあるので、是非読んでみてください。
(Oxford bookworms シリーズ [level3] [請求番号:837.7/ O93] など)
翻訳は『名作集 Ⅰ』(市原豊太ほか訳, 東京:筑摩書房, 1975. [請求番号:908/ C44]) に収録されています。

寒くなりますが、風邪など気を付けて、元気に過ごしましょう。

2012年11月2日金曜日

寒さに耐える

こんにちは。理系担当のIです。

なんと、今年ももう、あと2か月しかありません。
この頃、ずいぶん日が短くなってきたと同時に、どんどん朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。11月に入り、寒さもまだまだこれからですが、皆さんも冬支度を始めている頃かと思います。

 私がこの信州大学に入学した年の冬、それまで経験したことのないレベルの寒さに驚愕したのを覚えています。「寒さもそろそろ限界だ」と思ったときは、まだ12月に入ったばかりのころでした。
 当然、自然はこちらの都合など知る由もないわけで、それからいつまでたっても暖かくなるどころかどんどん寒さが厳しくなっていくなか、
「このままでは自然淘汰されてしまう!」
と、半ば本気で思ったりもしました。冷え込みも、あるレベルを突破すると、寒いのではなく「痛い」のですね。それが私がここにやってきて一番学んだことでした。実家から持ってきた防寒具が軒並み役に立たず、新しく買う羽目になったことには閉口しましたが・・・。

 これからの季節、私のおすすめは暖かい素材のインナー、古い言い方をすれば「ババシャツ」とか「ステテコ」と呼ばれる類のアレです。見た目はどうあれ、これを2枚重ねにすれば大概の寒さはしのげるという頼もしい装備です。是非お試しあれ。

 
 
 ちなみに、人間の歴史でも、衣服の獲得はとても重要であったといわれています。体毛を失ってしまった人類が寒冷地で生きていくためには、衣服の発明が必要不可欠だったのだとか。だったら初めから体毛をなくしたりしなけりゃよかったのでは、と思ったりもしますが、もしかしたら、必死で衣服を発明した歴史があるからこそ、人間は現代のように高度な文明を持つことができたのかもしれません。
 

 それはともかく、松本の冬は初めて、という新入生の皆さんも、がんばって環境に適応しましょう! 
 

 というわけで、環境つながりで一つ、紹介しておきます。


 11月1日~11月22日のあいだ、第一閲覧室で「環境図書展」を開催しております。保全や再生可能エネルギーに関する話題から、国内外の環境への取り組みなど、いろいろなテーマの本が置いてあるほか、2011年度環境教育研修の報告書やポスターなどが公開されています。環境教育に興味がある方も、そうでない方も、時間があればぜひ見ていってください。

2012年10月26日金曜日

web本棚サービス

お初にお目にかかります、今年の8月から勤務し始めた理系担当の加藤という新参者です。
大学院生の職員として2人目の加藤です、ややこしくてすみません。

学習支援相談員としての初仕事ということで先輩方の面白い記事を参考に
拙いながらも挑戦してみます。

今日はネット上のweb本棚サービスというものを紹介してみようかと思います。
今年に入ってから"ブクログ"というweb本棚サービスを利用し読書記録を付け始めました。
というのも読書家の悪癖のひとつである積み本(読んでいない本を積み上げてしまう事)を解消できないかと思ったからです。

同じ悩みを抱えている方々も大勢いるのではと思いますが、
その大きな原因は自身の読書ペースを考えずに次々と本を購入してしまうことです。
気になった本があればとりあえず手元に置いておきたいという欲求は抑えがたく、
読書のペースを上げることでこれに対応できないかと思い記録を始めました。

読書記録が目に見えるデータとして残せるため、web上の本棚に読み終えた本を並べて
いくことで達成感を覚えながら読書を進めることができたり、読書目標を設定してみたりと、
以前よりもペースを上げることができたように感じます。
(問題の解決には至っていませんが…)

本のレビューや、他の人の本棚を検索、参照したり、本に関する話題の掲示板があったりと
使いこなせば読書家間のコミュニケーションツールとしても使えるかと思います。
私もまだ様々な機能を把握しきれていないですが、同様のサービスを提供するサイトは他にもあるようなので、興味のある方は是非検索してみてください。読書生活を豊かにする助けになればいいかと思います。

拙い文にお付き合いくださりありがとうございました。

2012年10月22日月曜日

特設コーナー

こんにちは、文系担当のSです。

京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞されましたね。おめでとうございます!

図書館カウンターに特設された
「ノーベル賞関連書籍」コーナーのご紹介です。














↑↑いろいろあります↑↑

『ノーベル賞名鑑』では、1901年の第一回からの受賞者とその概要が見られます。
文学賞関連では、モー・イェン原作、チャン・イーモウ監督作品のDVDも置いてあり、館内で観る事ができます。

ぜひ手に取ってみてください。

2012年10月19日金曜日

学校では教えてくれない歴史の話

 この手のブログは常にネタ切れの心配と戦わなければならない、と一人で勝手に戦々恐々としている理系担当のNです。
 だがしかし、この信州大学付属中央図書館に眠る蔵書は50万冊。本の紹介をしていけばネタ切れの心配など無用なのです。

 というわけで、今回は歴史に関するお話です。だけど理系担当なので世界史やら日本史は大嫌いでした。今回は科学の歴史です。



 科学の歴史とはいえ色々とありますが、大体の人が想像するのは「歴史的大発見」に関するものでしょう。アインシュタインの相対性理論、ダーウィンの進化論、フェルマーの最終定理の証明、iPS細胞などなど……。
 けれど「発見」というものは突如湧き出るものではありません。アインシュタインの相対論の前には既に似たような数式が見出されていたり、フェルマーの最終定理は実はまったく違う数学の分野の話が絡んでいたり、その裏には必ず「発見史」とでも呼ぶべき歴史があります。
 

 案外そういうお話は面白い上に、大変勉強になります。また、科学者としてはモチベーションを高めるのに最適ですし、そのような話を知るだけで科学という重要な学校では中々教えてもらえません。そこでこの中央図書館にて何冊か探してみました。


・セレンディピティー―思いがけない発見・発明のドラマ―
 (RM.ロバーツ 著、安藤喬志 訳)

 先日、名古屋大学の篠原先生が信州大学理学部で講演をされました。その時、
科学の発見には大きく分けで天才タイプとセレンディピティ―タイプという2つの種類がある。天才タイプとは長く考え続けて、ある時ハッと閃くもの。そしてセレンディピティ―タイプとは、偶然の発見を見逃さずに捕まえるものだ。
と仰られておりました。そして、セレンディピティ―タイプも立派な発見であり、偶然思わぬ所から現れた結果を、逃さずに捕える事は意外と難しい、とも語られました。実際、X線やフラーレンのような、元々の目的から外れた部分でノーベル賞級の発見をすることが科学ではよくあります。
 本書はそのようなエピソードを集めた本です。30個以上のエピソードに加え、解説も加えられているものもあります。自分の興味があるものだけでも、読んでみてはどうでしょうか。

・人物で語る物理入門 上・下
(米沢富美子 著)
 
 相対性理論や量子力学に代表されるように、物理という学問はその歴史の中で幾度か我々の世界観を大きく変革させる発見がなされています。この本はそんな発見をした学者の人物像を中心に解説を行っています。もちろん、数式などは出てきません。雑学として物理を知っておきたい、という人にもぴったりな一冊です。また、女性の物理学者の功績についてもしっかりと記述されているため、女性にも楽しんでいただける一冊です。

・「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子
(山中伸弥 益川敏英 著)

 ノーベル賞を受賞したお二人(この本が書かれた当時は、山中先生はまだ受賞してませんが)による対談形式の本。「発見の歴史」とは少し違うものですが、現代の発見がいかにして行われたか、またそれはどのような人に見出されたのか、ということは非常に興味深いテーマです。過去の発見もまた重要な歴史ですが、科学の世界はまさに日進月歩のため、このような“今”のテーマについても触れてみるべきかもしれません。それはそうと、やっぱりノーベル賞をとった先生の話は気になりますよね。ちなみに vs.とかなってますが、別に戦ってなんていません。


 もう少しあるような気はしますが、それはそれで専門性の高いテーマになってしまいそうなのでこのあたりで打ち止めです。
 これに興味を持たれたのならば、ぜひとも中央図書館で探してみてください。さらに専門的な内容まで昇華した本も多くあるため、理数系の学生の勉強にもぴったりです。

2012年10月15日月曜日

何の秋?

こんにちは。
文系担当のSです。

10月も折り返し地点に来ました。
授業の時間割も確定してきたころでしょうか。

秋と言えば…
最近、柿の焼酎漬けを食べました。
「まっかっかの柿の実 赤いけど渋柿だ~」という歌がありますね。
まだ渋が抜け切っていない物を食べてしまった時の舌の感触は何とも言えませんよね。

ところで、10月15日は『世界手洗いの日』(Global Handwashing Day)だそうです。
うがい手洗いは風邪予防の基本!
しっかり予防して、しっかり食べて、元気に過ごしましょう。

寒くなってきたので、温かいものを食べながら映画鑑賞をしたいです。

2012年10月12日金曜日

Aha体験と棚移動

こんにちは。理系担当のIです。

少し昔の話ですが、アハ体験Aha insight experience という言葉が、主にテレビで話題になりました。

「アハA-ha」というのは英語の間投詞で、「ああ、なるほど」の意です。知っている方も多いと思いますが、気づきやひらめきの瞬間に感じる、あの感覚のことですね。テレビなどで、映し出された映像の微妙~な変化に気づけるかどうかというゲームを覚えている方もいることでしょう。
もともとはドイツの心理学者カール・ビューラーという人が考えた概念だとか。

 
なんでもアハ体験は「脳に良く」、アハ体験のたびに賢くなるという話もありますが、本当かどうか、正確なことはよく分かっていないようです。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14620371?dopt=AbstractPlus
ちょっと調べてみたところ、↑こんな論文もありましたが、数は多くありませんでした。
まだほとんど研究されていない分野のようですね。
とはいえ、賢くなるかどうかはさておき、アハ体験の感覚が心地よいのは確かですね。アハ体験の瞬間、すべての脳細胞が一気に活性化するそうですが、少なくとも悪い感覚ではないです。

――さて、後期に入って少し経ちましたが、実は、この図書館の中にも、夏休みの間に少しだけ変わったことがあります。アハ体験のチャンスです。気が付いた方はおられるでしょうか。


なんと、3階の第3閲覧室の大学紀要コーナーの一番手前の棚が、いつのまにか900番台最後の棚に変わっているのです!

夏休みの間、蔵書の点検と整理を行い、棚の余裕を確保するために、900番台の棚がここまでせり出してきたというわけですね。


これで本当に”A-ha”となるかどうかは分かりませんが・・・・・・。

現状、館内の表示だけだと、900番台の最後の方の本を探している人にとっては、もしかしたら少しわかりにくい状態かもしれません。いつも通り、900番台の一番奥の棚まで行ってみて、960番台以降がない!なんてことにならないようにご注意ください。

実際に私は一度なりました。微妙な変化というのは、案外気が付かないものなのです。

2012年10月5日金曜日

季節の変わり目

後期が始まり一週間がたちました。
もう夜中は肌寒く秋の季節ですね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、体調に気をつけて後期も頑張りましょう!

2012年10月1日月曜日

2012年度後期がはじまりました!


いよいよ後期が始まりましたね。
季節も、もうすっかり秋になりました。
 
 
秋の夜長の図書館は、
外から聴こえる鈴虫の声と、ほのかな金木犀の香りに包まれて
とても静かな雰囲気です。
 
 
勉強に打ち込む人にも、思索に耽りたい人にも
図書館はきっと心地よい場所になるのではないでしょうか。
 


それに、新着図書も豊富です!
 
 
ざっと、こんな感じ↓↓


 
 
 
新着図書の中には・・・
 
 
 
 
 
 
↑↑こんな画集もあります。
 
 
        奈良美智全作品集1984-2010 =
     Yoshitomo Nara : the complete works
 
           (美術出版社、2011年)
【請求番号 708.7 N51】
 
です。
 
 
かなり重量感たっぷりの大型本で、見ごたえあります。
この女の子が気になった方はぜひ、探してみてください。
 
 
他にも、新着図書の内容は多岐にわたっており、
皆さんも必ず気になる本が見つかるはずです。
 
 
後期も頑張りましょう!
よろしくお願いします。
 
 
 
 
**学習支援員・文系(月曜担当)**
 


2012年7月30日月曜日

企画図書 ** 空を見上げる **


こんにちは!学習支援相談員のYです。

今日は現在、中央図書館でやっている

企画図書**空を見上げる**

を、ご紹介します!


全体は ↑ こんな感じ。


図書館は現在、テスト勉強に励む学生の姿であふれていますが、

皆さん、勉強おつかれさまです。


(そんな皆さんは勉強疲れの眼の保養に)

ふと空を見上げることってありますか?


最近なら、真っ青な空にまぶしい太陽を見上げて
「今日もあっついなぁ~」って感じでしょうか。


私も空、特に雲を見るのが好きでよく眺めています。



今まで詳しい知識もなく、ただ雲を見ていただけだった

私のような方にオススメしたいのが、この本↓

雲のカタログ : 空がわかる全種分類図鑑

[文と写真]村井昭夫、鵜山義晃   草思社 , 2011.5
【請求番号 451.61  Mu 41】


この本では100種類近くに分類された雲について、

その雲のでき方や空の状態など、写真をたっぷり載せて

難しすぎないちょうど良い感じで紹介しています。


 

本にある紹介文によると、

「その100種近くに及ぶ分類を写真で示した初めての図鑑」 

らしいです。

それに、著者の村井昭夫さんは、雲好きが高じて気象予報士になった方で
なんと、 信州大学OB だそうです。

一気に親近感がわきましたね。一見、一読の価値アリですよ!


ほかにも、




↑ こんな本たちも控えています。


また、

この夏、スカイツリー見に行くぞ!

という方には、

こんな本も ↓

 『図解東京スカイツリーのしくみ』 
NHK出版・編 2012.1 
【請求番号 526.54 Z 6】




ここにご紹介したのは、企画図書のほんの一部です。

皆さんの興味・関心に合わせて


企画図書 ** 空を見上げる **



場所は、中央図書館2F、入ってすぐの階段横です。


ぜひぜひ、のぞいてみてくださいね!




なにか新しい発見があるかも・・・・



2012年7月27日金曜日

よろしくお願いします


今更ながらですがはじめまして。

今年度から新しく理系担当になった加藤です。至らない点多々あるかと思いますがこれからよろしくお願いします。

さて、何を書こうと思いつつ、前の人が書いたブログを読んでいると論文の検索の仕方について色々書かれているのが目につきました。ということで自分も論文検索について一つサービスを紹介しようかと思います。

それで何を紹介するのかというとA-to-Zというサービスです。これは信州大学で全文を閲覧できる電子ジャーナルのリストです。信州大学付属図書館ホームページの『論文・記事を探す』リンクから見ることができます。信州大学以外の大学でもあるところは多いようです。

信州大学が契約しているジャーナルの論文記事を閲覧できるのでWeb of Scienceなどの論文検索サイトで閲覧できないものも見ることが可能で非常に便利です。ただし、契約していないジャーナルや一部古い記事は見れないので、そういった時は複写依頼にします(※付属図書館で行えます)

流れとしては、検索サイト→A-to-Z→複写依頼、といった感じですかね。複写依頼するとお金もかかってしまうので、一度調べてみると財布にも優しいかも…。

A-to-Zはサービスの一つなので利用者が少ないとサービス停止という可能性もあります。せっかくいいサービスなのにさすがにそれでは、と思うので皆さんも使ってみてはいかがでしょうか?


2012年7月23日月曜日

木陰が心地良いです

テスト期間真っ最中!
迫り来るレポートの締め切り!
図書館にいると、私も頑張るぞ、という気持ちになります(これが社会的促進なのですね…!)
文系担当のSです。

テストやレポートを頑張ったら、その後に待っているのは夏休み。
どんな計画がありますか?
国内旅行、海外旅行、海水浴、プール、アルバイト――。
花火大会や夏祭りもありますね。
焼きそば、たこ焼き、かき氷、アイスクリーム、そうめん、冷やし中華・・・お腹がすいてきました。

夏休み期間も、お盆以外は図書館が開館していますので、
昼間の暑い時間を図書館で過ごし、夕方涼しくなったら花火を見に行く!
というのも良さそうです。
詳しい開館日程・時間などは図書館ホームページをご覧ください。

長いようであっという間の夏休み、
有効に活用して充実した時間が過ごせると良いですね!

熱中症には十分気を付けてください。

2012年7月13日金曜日

梅雨に負けるな!

こんにちは。本日は理系担当の久米がお送りします

雨続きでなんだかしょんぼりしてしまいそうです…
でも雨の日は本を読むにはうってつけですよね!

試験を前に、図書館を利用される方もだんだん増えてきました
周りに勉強している人がいると、それが刺激になって自分の勉強がはかどる!という現象を社会的促進と呼ぶそうです。逆に、一人の方が集中できるという人もいるでしょう

私は、家にいるより図書館や研究室の方が作業がはかどるタイプです
喫茶店も好きです (贅沢はできませんが…)
ふと目を上げたときに窓から緑が見えると最高ですね

自分にとってのベストプレイスを見つけて、モチベーションを上げていきましょう!


どうしてもやる気が出なくて困っちゃう方にはこんな本もありますよ。

→ 「やる気」が出るコツ、続くコツ : わかっているけど動けないあなたへ

元気が出ないときだって、なんとかなるもんだ!

2012年7月9日月曜日

夏の風物詩

先日、草刈りをしました。
文系担当のSです。

ジャージと鎌を装備し、
虫よけスプレーと日焼け止めで身を守りつつ、
暑さと虫を従えて立ちはだかる草の群れに挑みました。

鎌を見ると思い浮かべるものがあります。

長い髪を振り乱し、大きな白いマスクをして
オリンピック選手もびっくりのスピードで走ってくる…(ロンドンオリンピック、もうすぐですね!)

そう、「口裂け女」です。

7月に入り、怪談話の需要が高まる季節到来(!?)
同じ題材でも、話す人によって内容が少しずつ違う、というのも面白さの一つだと思います。
時代に合わせて進化し続ける怪談の歴史、発祥、裏側――気になりますね!

柳田國男ほか著、小松和彦編、『妖怪』、河出書房新社、2000年。
    (請求番号: 388.1/ Ka 21/ 2)

調べ始めると、どんどん謎が深まって、どんどん気になってしまいます。
鏡の向こうや自分の後ろまで気になり始めます・・・。

もうすぐ夏本番、怪談で涼をとるのも良いかもしれませんね。

2012年7月6日金曜日

読みたい本!!

お久しぶりです。信大中央図書館学習支援のMです。松本にしてはじとーっとした日が続いていますね。毎回おすすめの本を書いてきたのですが、ネタ切れです。なので読みたいなーという本を紹介したいと思います。
今読みたい本は、「天地明察」という本です。江戸時代の暦の大改編をテーマにした物語です。暦の改編という現代とはかけ離れたテーマに魅力を感じました。今度、岡田准一が主演で映画にもなり、宮崎あおいも妻役として登場します。宮崎あおい可愛いですね。楽しみですね。ということで、原作を読んで、映画を楽しんでいただけたらと思います!
ではまた!

2012年7月2日月曜日

ブックハンティング参加募集中です!

こんにちは!
もう7月に入り、今年もまたあつ~い夏がやってきそうですね!

  
どうやって涼しく過ごそうか考えている方も多いと思いますが、
冷房のきいている図書館で、
お気に入りの本を読んでみるのもいいかもしれません。
ただ・・・図書館ではなかなかお気に入りの本がみつからない、というあなた、

 
そんなあなたに朗報です!
ブックハンティングに参加すれば、
本屋さんであなたが選んだ本が図書館に入るんです!!

 
最近は研究に関する専門書しか読んでいない・・・・
本は本屋さんではなく、専らネットで買っている・・・・
 
 
私もそうですが、こんな声をよく聞きます。
実際に本屋さんで本を手に取って選ぶ喜びを最近は味わっていない!
という方、

 
ぜひ、ブックハンティングに参加してください。
オススメです・・・

 

 
なぜなら、

 

 
今回のブックハンティングは、
期間中の都合のいい日に行って、一人で本をゆっくり選べるんです。
詳細は以下の通りです。


【実施日時】 平成24年7月6日(金)~7月12日(木
【場所】    リブロ松本店(松本PARCO 地下1F)
【対象者】   学部学生・大学院生
【募集期間】 平成24年7月4日(水)まで

【説明会】  7月4日(水)、5日(木) 12:40~(約10分程度)
※説明会でブックハンティングの手順や概要を説明してから、
リブロ松本店への持参書類をお渡ししますので、必ず説明会には出席してください。

【お問合せ】 中央図書館サービス担当 小島 TEL:0263-37-2179

 
申込方法は、以下の1か2のどちらかでお願いします。

1.図書館にある申込書に記入し、カウンターへ申し込み。
(申込書は、図書館2階階段のポスター下 or 出口ポスター横にあります。)

2.メールにて申し込み。
・メール送付先: matsulib@shinshu-u.ac.jp
・件名: ブックハンティングツアー申込み
・本文: 学籍番号、氏名、連絡先、説明会参加日時(7月4日or 5日) を明記してください。


皆さんのお気に入りの本、オススメの本が図書館に入るといいですね。
ちなみに、「リクエスト図書」という制度もあります。

図書館のこのような機会・制度をうまく利用して、
もっともっと図書館、活用してくださいね。

2012年6月25日月曜日

韓国語の勉強をしてみませんか?

はじめまして。学習支援文系担当のLです。

個人的な感想ですが、最近韓国語を勉強している人が増えているような気がします。
3年ぐらい前に比べると、松本市内の本屋の韓国語コーナーもかなり充実してきました。
共通教育のシラバスを見ても韓国語講座も増えてきて、
受講者も多いという話を聞いています。

さて、中央図書館にはどんな韓国語の本があるのでしょうか。


まず、韓国語の本が置いてある場所なんですが、
2階の「留学生コーナー」と、
3階の、請求記号890の「その他の諸言語」の棚です。
留学生コーナーの方にたくさん置いてあるので、
中央図書館にきたら、気軽に留学生コーナーの棚をのぞいてみましょう。


次に紹介するのは「韓国語ジャーナル」です。
2010年の春号から最新号までは「新着雑誌」コーナー(2階、入り口から入って正面の一番奥)にその前の分は「第2閲覧室」(2階、入り口から入って右の一番奥)の中にあります。

ちなみに、最新号以外の雑誌は貸出ができます。
在学中の学部生・院生なら一回3冊まで一夜貸し、翌日、カウンターへ返却が原則です。
が、次の3種類の雑誌はなんと一週間貸出可能です。
① English Jouranl
② 中国語ジャーナル
③ 韓国語ジャーナル

雑誌貸出申込書は、2階のカウンターの前の自動貸出機の隣の机に置いてあります。
ぜひ、貸出してみてください。


最後に、私のおすすめの韓国語教材を紹介します。

金東漢, 張銀英共著 『韓国語レッスン初級1』  『韓国語レッスン初級2』
 スリーエーネットワーク、2003年

ハングルという文字をなんとなく読めるようになった、入門レベルの学習者に
おすすめです。この本のポイントは、
①自然で無駄のない、日常生活でよく使われる例文が厳選されています。
②文法の説明は日本語ですが、本に載っている韓国語の単語や例文にはふりがなが一切
 ついていないので正しい発音を覚えるのに効果的です。
 ふりがなの代わりに、韓国語の単語や例文を丁寧に読み上げてくれるCDが付録として
 ついています。

今年の夏は図書館の本や雑誌を活用して、韓国語実力をレベルアップしてみましょう。
ではでは。








 
  
 

















2012年6月11日月曜日

なんとなく本が読みたい

梅雨ですね。
毎回雨のことを書いているような気がします、文系担当のSです。

今、どの本を読もうか。
数えきれない本の中から、今読む一冊を選ぶのは、なかなか重大な選択だと思います。
小学生のころ、図書館の本を端から順に読んでいこうとして挫折した思い出が蘇ってきました…
とりあえず手に取った本を読んでみる、というのも面白いですが、
その時その時の気分に合った本を読めたら嬉しいですよね!

Webcat Plusを使ったことはありますか。
図書館HPからもアクセスすることができます。
文章から連想して本を探してくれるという頼もしいサイトです。

梅雨にちなんで雨関連の本を探してみると…











おお、たくさんありますね。
漠然としたイメージがあれば、とりあえず検索してみましょう!

気になる本は見つかりましたか?

2012年6月8日金曜日

これからよろしくお願いします。

初めまして。今年から新しく入った理系担当メンバのIです。
 不慣れな点もあるかと思いますが、精一杯頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 
 
 さて、話は唐突ですが大学生は論文をよく読みます。特に4年生はよく読みます。大学院生になるともっとよく読みます。分野にもよりますが、社会人になると論文なんてほとんど読まなくなるかもしれません。

 時折、非常に熱心に図書館で難しい本を読んでいるご老人の方を見ることがありますが、私はそのような人を素直に尊敬してしまいます。カッコいいと思います。
 私もそういう風になれたらいいなあ、と思いつつ、また論文を読みます。

 
ところで中央図書館には、論文を読むうえで非常に役に立つ「文献複写」という学内向けサービスがあります。所定の用紙に必要事項を書き込んでカウンターに持って行けば、数日後には読みたかった論文のコピーが手に入るというとても有難いサービスです。

 しかし、このサービスの存在は意外にもあまり知られていないみたいです。なにせ私自身、図書館のアルバイトを始める前は恥ずかしながらこのことを知りませんでしたし、周囲にもこのサービスを利用したことのある人もほとんどいませんでした。

 なんともったいない。
 というわけで文献複写、活用しましょう。

 文献複写申込書は、カウンター向かいの記入台の右側にあります。どうぞご利用ください。
 

※ご注意:申込書は公的文書です!記入はボールペンで、必要事項の記入漏れに気を付けましょう。また、申込書一枚につき一件の論文しか申し込みできません。複数希望の際は、お手数でも必要枚数の申込書にご記入をお願いします。

2012年5月28日月曜日

分からないことは学習相談員に聞きましょう!

学習支援相談員(文系)のYです。

テストの時期が近づいてきましたね。
図書館内も公務員・教員試験や、大学の中間テストに備えて
勉強している学生さんが多くなってきたように感じます。

テスト勉強やレポート作成に関して何か相談したいことがありましたら、
学習支援相談員にお気軽に声をかけてくださいね。
資料をさがすお手伝いもできますし、
誠心誠意、皆さんのご質問にお応えします!

学習支援相談員は、毎週月曜日(文系)、金曜日(理系)の
16:30~19:30に皆さんをお待ちしています!

場所は、図書館入ってすぐのカウンター奥(キャンパスプリントの手前)です。

「こんな質問してもいいのかなぁ・・・」と不安に思っている方もいると思いますが、
質問は図書館の利用に関することはもちろん、勉強・研究に関する質問も大歓迎です。

たとえば・・・

「パソコンの使い方を教えてほしい」、
「レポート作成のためのWordの使い方について聞きたい」、
「授業の参考書の配架場所がわからないので一緒に探してほしい」、
「コピー機の使い方について説明してほしい」、
「レポート・研究に必要な論文を探す方法が知りたい」、  ・・・等々

もしくは、もっと大雑把な、
「○○についての本はないか」、「オススメの本は?」なんて質問でもOKです!!

わからないことは早めに質問して、図書館を有効に活用してくださいね。







2012年5月25日金曜日

おさんぽのすすめ

こんにちは。理系担当の久米です
緑鮮やかな気持ちのいい季節になりましたね
こんな日は野山に出たい!思う存分生き物を追いかけまわしたい!!!
…私は残念ながら忙しく、なかなかフィールドに出られない日が続いています。さみしい。

長野県は素晴らしいフィールドが豊富で、生物好きにはたまらない環境です
山岳、渓流、高原、里山、田んぼ、野原…書き並べるだけでわくわくしてきました

特別な装備がなくても楽しめて、車で簡単に訪れることができる場所としておすすめなのが
八ヶ岳中信高原国定公園にある霧ヶ峰高原です!
天然記念物の3つの湿原があり、なだらかで美しい景観が広がっています
7月のニッコウキスゲが有名ですが、6月のレンゲツツジやコバイケイソウもなかなか…
8月のお花畑も一見の価値ありです。夏の高原は涼しくて本当に気持ちいいですよ
ここを訪ねるたび、私は自然と人の関わり合いについて考えます
霧ヶ峰自然保護センターHP

長野県の自然に興味が出てきた方は、ぜひ図書館の郷土資料コーナーをチェックしてみてください
たとえば霧ヶ峰高原の資料にはこんなものがあります

ガイドのとら ビーナスライン
八ヶ岳・浅間山・霧ヶ峰 (請求記号094.9 B42)
花かおるビーナスライン (請求記号094.7 H27)
霧ヶ峰・八ヶ岳の植物 (請求記号094.72 Ki53)

本格的に山に登りたい人には、3Fの請求記号290番台の書架にある山岳ガイドがおすすめです

信州にいるうちに、ぜひぜひ自然を満喫してください!

2012年5月21日月曜日

金環日食

学習支援・文系のYです。
今朝の金環日食、皆さんは見られましたか?
私はいつもはぐっすり眠っている時間なのですが・・・
今朝は徹夜明けで金環日食を観察してみようという気になりました。

しかし、何の用意もしていなかったため、
急ごしらえの観察シート(紙に小さい穴をあけたもの)で“木漏れ日”観察をしました。

今朝の松本は気持のいい快晴で、絶好の観察日和!
朝から強い日差し浴びせていた太陽も、日食が始まると、かすかに暗くなってきて
どこからか冷たい風が吹いてきました。

金環日食というよりも、日光が遮られることでこんなに急速に(体感の)温度が下がり、
不安な気持ちになったことに驚き、(お恥ずかしいですが)人も自然も太陽なしでは生きられないんだなぁ~とはじめて実感しました。

前置きが長くなりましたが、そういうわけで今回は、
「日食」、「宇宙と地球」をキーワードに学生選書コーナーにある本を紹介します。

1冊目は、アラン・ダイヤー著 ( 山本威一郎訳) 『宇宙 = space 』[請求番号 440,D99]です。
全面カラーでビジュアル中心・文字少な目で構成されており、
私のように宇宙について素人の方でもすぐに手に取ることのできる本です。
星座や各惑星、宇宙探索について一目で理解できるので、夢が広がります。


2冊目は、Think the Earth編『Earthling : 地球人として生きるためのガイドブック 』 [請求番号 304,E11] です。この本は1961年にガガーリンが人類で初めて宇宙に行ってから、ちょうど50年目にあたる2011年に行われた「EARTHLING 2011 地球人大演説会」というイベントの内容を中心に構成されています。本書8ページのThink the Earth 理事/プロデューサーである上田壮一による序文には、以下のようなメッセージあります。

「EARTHLING(アースリング)は『宇宙人』に対する概念として、『地球人』を指して使われるようになった比較的新しい言葉です。(中略)この時代を共に生きる44人の地球人たちの多様な視点に触れることで、本書が読者の方々にとって『アースリング=地球人』として、これからどう生きていくべきか、どう行動していくべきかを考えるヒントになれば幸いです。 」
この本には岡田武史さん(元サッカー日本代表監督)や河瀬直美さん(映画監督)など多方面で活躍する方々の文章が収録されています。興味のある方はぜひ手に取ってみてくださいね。

今回の2冊が置かれているのは、3階(階段上ってすぐ目の前)の学生選書コーナーです。





学生の皆さんが選んだ様々なジャンルの本が並んでいます。
まだこのコーナーを見たことのない方は、一度ご覧になることをオススメします^^

それでは、また。

2012年5月11日金曜日

実験の本

こんにちは、理系担当のOです。
GWも終わり日差しも徐々に強くなってきましたね。

 日差しと言えば、皆さんは子供のころ虫めがねで光を集めて紙を焼いたりした経験はありませんか?薄紙程度なら簡単に焦げるので結構楽しいですよね。小さいころにそこら辺の草とか紙を燃やして喜んでた記憶があります。
 そんな楽しい子供時代から15年以上経った今、大学で何をしているかと言えばレーザーを集光して金属に穴を開けたりしています。太陽がレーザーに変わっただけで昔とやってることが同じです、びっくりですね。
 さて、太陽光を集光した場合は紙が焦げる程度ですが、大出力レーザーを集光した場合何が起こるかと言いますと、なんと集光点がプラズマ化します。空気だったら白銀色、銅だったら緑色の小さなオーロラが揺らめき、焦げ臭いにおいが広がり、塵を焼く甲高い音が実験室に響き渡ります。
 そんな楽しくも怖いレーザー加工ですが、今日はうっかりレンズを差し込む位置を間違えてレンズを溶かしてしまいました。物だったから良かったものの指とかが入っていたらと思うとぞっとします。
皆さんも実験するときは安全管理に細心の注意を払いましょう。
 
というわけで今回紹介する本は実験についてです。

『実験を安全に行うために』 化学同人

実験の安全対策についての本を上げようと探したのですが、それのみを取り扱った本というのは少ないようで、少し残念です。挙げた本も作者を見る限りでは化学の安全対策のようです。

『愉快な物理実験』 K.ギッブス 朝倉書店
簡単にできる物理実験が載っています。

あまり図書館と関係ない上に文系の方にはあまり縁のない選書になってしまいましたが、他分野の本を読むのも結構ためになると思うので良かったら挑戦してみてください。

2012年5月7日月曜日

ゴールデンウィーク明け

こんにちは、文系担当のSです。

新学期が始まって約1か月、
新入生の皆さんも大学生活に慣れてきたころではないでしょうか。

今日から授業再開ですね。
ゴールデンウィークはいかがでしたか。
久々に地元に帰った方も多いと思います。

昨日は雨と風がすごかったですね。
駅を出ようとした瞬間に横殴りの暴風雨にやられました。
服も靴もびしょ濡れで最悪だ、と思ってしまいがちですが、
ここは考え方を変えて「遣らずの雨」

ことわざ、粋ですよね。
普段の生活の中で自然に使えたら素敵です。

ところで、新聞の場所はご存知ですか。
バックナンバーはゲートを入った中ですが、
当日分は図書館に入ってすぐ右のスペースにあります。

授業前、休み時間、放課後、雨が降った時――
ちょっとした時間にすぐに読むことができて便利です。是非活用してください。

2012年4月27日金曜日

読書の仕方

久しぶりのブログです。学習支援相談員のMです。やっと暖かくなってきて頭もぽわーんとしています。そんな時にゆっくり読書できるのは幸せですね。

 今回も1冊本の紹介をしたいと思います。皆さんは本を読むときにどう読まれていますか?自分はこだわる方ではないんですが、何となく1冊読み切らないと「この本読んだなー」という気がしない性格でした。そんなこんなで、1冊読み切るのに時間がかかってしまいます。更に、本の内容はあんまり覚えていないという本末転倒な結果になってしまうこともしばしばでした。

 こんな読み方をしていても、本から重要な情報を得ることはできません。読みたい本がたくさんあっても、そんな読む時間がない!!ってことになってしまってます。そんなときに図書館で見かけたのが「王様の速読術」という本でした。この本には効率よく本を読む方法が楽しく書かれていて、また本を1冊まるまる読まなくても重要な情報を吸収できるような飛ばし読みの仕方も紹介しています。

 内容を全部書いてしまうと面白味がないのでやめます。私は、この本に書いてあるテクニックをすぐに全部マスターするのは無理かもしれませんが、少しづつやってみようかなと考えています。勉強にも役立つかもしれませんし、他の人との共通の話題が出来たりして、人の輪も広がっていくかもしれません。何冊もの本をすらっと読めたら世界が変わって見えるかもしれませんね。

では、また更新するときまで皆さん、さようなら!!

2012年4月23日月曜日

作品の楽しみ方

こんにちは、文系担当のSです。

やっと桜が咲いたと思ったら、雨で大分散ってしまいましたね;
雨が降った時は、ゆったり映画鑑賞!
ということで、図書館で映画について調べてみましょう。

映画情報といえば『キネマ旬報』
最新映画の批評や、映画スターのインタビューなどが掲載されていて、
読んでいるだけでワクワクします。

また、映画スターのインタビューで英語を学ぶことができる、
“ENGLISH JOURNAL” もおススメです。

2つとも【中央図書館2F雑誌コーナー】に置いてあるので、是非手に取ってみてください。

さらに、出来上がった作品についてだけでなく、その背景や制作過程を知るのも面白いですよね。
3D映像制作 : スクリプトからスクリーンまで立体デジタルシネマの作り方』では、
「3Dとは何か」ということから始まり、実際の撮影や編集などの制作方法が詳しく解説されています。

他にも、モノクロ無声映画から最近話題の3D映画まで、映画の歴史や制作秘話、技法などが書かれた本がたくさんあります。
気になった方は是非探してみてください。

様々な角度から作品を見ることができて、楽しさ倍増です。

本の場所など、分からないことがありましたら、
カウンターまでお気軽にお越しください。

2012年4月20日金曜日

新入生におすすめの記事

図書館の使い方に関するお役立ち記事をまとめます

図書館の利用について
本の分類
My Libraryの使い方
リクエスト図書はご存知ですか?
図書を取り寄せてみよう!

図書館を使い倒すご参考になれば幸いです

さくら


こんにちは。理系担当の久米です
図書館の前の桜が咲き誇ってますね。強い生命力を感じます

桜にも色々な種・品種があって、色や花期が少しずつ違います
図書館前の桜はエドヒガンといい、少し早めに花をつけます
(有名なソメイヨシノは、このエドヒガンとオオシマザクラとの交雑で生まれた品種です)
サクラハンドブックには代表的な野生種11種と身近な栽培品52種類が詳しく楽しく美しく紹介されています。散歩のお供に連れて行くと、桜がぐっと身近になって、さらにお花見を楽しめること請け合いです!

さてさて、私のおすすめのお花見スポットは…図書館2F第1閲覧室南側の窓際席です!
実は図書館前の桜が間近に見られる隠れた名所なんです。室内から眺められるので、今日みたいにあいにくの天気でも大丈夫。3Fからでも楽しめますが、2Fの高さがちょうどいいですね。勉強に疲れてふとノートから顔をあげると、目の前に広がる薄桃色…というこの光景が私は大好きです。第1閲覧室南側の窓際のコーナーは、現在会話しながら学習可能な「グループ学習エリア」になっています。友達と桜を楽しむのにもってこい!
桜が散る前に是非一度来てみてくださいね


2012年4月16日月曜日

新着図書コーナーを知っていますか?

こんにちは!学習相談支援員(月曜・文系)のYです。

そろそろ松本にもお花見シーズン到来ですね。
授業も本格的に始まり、浮かれてばかりはいられませんが・・・


一年生の皆さんも図書館使っていますか?
図書館には入り口付近に何種類かの新聞があり、毎日最新のものが読めるようになっています。
インターネットのニュースだけではなく、紙の新聞に目を通すことも大事ですよね。
少し空いた時間に図書館にふらっと立ち寄ってみるのもオススメですよ。


また、新着図書コーナーを知っていますか?
図書館に新しく入った本を置いているコーナーです。
これらの本は、一定期間経ったのち、請求番号に沿って配架されます。
なお、OPACで出た配架場所に探している本がないという場合、それが新着図書だった場合は
“新着図書コーナー”にある可能性がありますので、場所を知っておくといいですよ。


場所は図書館2階・グループ学習エリアとシラバスコーナーの間です。
英語多読の付近で柱に少し隠れていますが、面白い本がたくさんありますよ。
ぜひ、見つけてあげてください。
(場所が分からない方は、お気軽にお尋ねください。)


それでは、4月後半も頑張っていきましょう!

2012年4月13日金曜日

本の分類

入学式から早いものでもう一週間が経ちました。講義も始まり、これからが大学生活の本番ですね。
さて、大学の講義は高校と違って、自分で何かを調べるという作業が多くなります。インターネットも手軽で便利ですが、量や正確さでは書籍が一番です。今回は図書館のどこにどんな本があるのかを簡単に説明したいと思います。

まず、本には分野ごとに0~900番台までの番号が振り分けられており、図書館の配置もその順番になっています。
0~99番:総記。全集や叢書、情報科学、辞書などです。辞書は2F、それ以外は3Fにあります。
100番台:哲学。すべて3Fにあります。哲学だけでなく心理や宗教もここに含まれます。
200番台:歴史。すべて3Fにあります。伝記や地誌、紀行などもここに含まれます。
300番台:社会科学。すべて3Fにあります。政治法律経済から始まり教育、民俗学、国防軍事までかなり幅広     い分野が含まれます。
400番台:自然科学。すべて3Fにあります。数学、物理、生物、地学、医学を含みます。
500番台:技術。建築、機械や電気はもちろん、育児や調理といった家政学まで含みます。
600番台:産業。農林水産業、交通、通信などの事業にかんするものは含まれます。
700番台;芸術。絵画音楽演劇以外にもスポーツや娯楽なども含まれます。
800番台:言語。諸国の言語に関する本です。
900番台:文学。諸国の文学に関する本が含まれます。小説やそれらの解説書などです。

以上が簡単な紹介になります。
信州大学中央図書館では基本的にはこの番号ごとに本が並べてあるますがいくつか例外もあります。

例えば、
辞書、百科事典:すべて2Fに集められています。
文庫本;分野を問わずに5階閲覧室にあります。
放送大学:こちらも分野を問わずに放送大学すべての本が第五閲覧室への通路に収めれています。
教科書指定の本:禁帯出となり、貸出はできませんが、2F第一閲覧室にまとめてあります。
環境図書:環境にかかわる本は番号にかかわらず、2F第一閲覧室にまとめてあります。
留学生図書:2Fにあります。日本の文化や日本語学習などの本をまとめてあります。また留学をするための      本も置いてあります。


調べたい事柄によっては一分野でなく横断的に調べる必要も出てくるかと思います。図書館の隅々まで探して、資料を探してみてください。苦労した分は単位になって返ってきますよ。



最初は慣れないかもしれませんが、慣れるとすぐに目当ての本を探せるようになります。
また、少しでも分からないことがあれば遠慮なくカウンターまでお越しください。

2012年4月9日月曜日

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!

入学式からまもなく一週間が経とうとしていますが、もう大学には慣れましたか?


日本各地で桜の便りが届いていますが、松本はあとすこしですかね…


待ち遠しいですね!!

私は今年度、学習相談支援員(月曜・文系)を担当させていただくYです。
新入生はもちろん、他学年の方もお気軽に声をかけてくださいね。
お待ちしています。

さて、皆さんは日ごろ短歌や俳句、詩などに親しんでいますか?
そういう私も、ただいま勉強中の身なのですが・・・
(桜や春といったテーマで何句か頭に浮かんでくる、なんてかっこいいことは未だありません。)

でも、うたで季節を感じるのもまた趣深いものです。
そこで今日ご紹介したい本は、中央図書館の文庫/新書コーナーにある
大岡 信著『折々のうた』(請求番号 911.04 O69)です。
四季折々のうたが著者の解説とともに載っているので、日ごろ馴染みのない方でも読みやすいと思います。

今回は、この本の21ページにある私の好きな安西冬衛の一行詩を紹介します。

     
     てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った。


これは安西冬衛の詩集『軍艦茉莉』(厚生閣書店, 1929)のその名も「春」という題の一行詩です。
大岡による解説には「生まれてまもない蝶がただ一匹で海峡を大陸目指して渡っていった。そこに『春』そのものを見たのだ。」(同書、21ページ)とあります。
この春から新生活を始めた方も、就活でお花見どころじゃない!という方も、
この蝶のようにたくましく、真っ直ぐに、大海原を進んでいけるといいですね。

それでは、また図書館でお会いしましょう!

2012年4月6日金曜日

今年度もどうぞよろしく

こんにちは。理系担当の久米です


今年度の学習相談支援が始まりました。気軽に質問に来てくださいね!お待ちしています


キャンパスにまぶしい1年生があふれる季節ですね (=∀=)

春になり、ようやくいろいろな花々が咲いてきました

この始まりの季節にこそ私がお勧めしたいのが、レイチェル・カーソン著 『センス・オブ・ワンダー』 です。筆者はちいさな甥といっしょに森や海に出かけます。何かを教えるためではなく、いっしょに楽しむために探検します。嵐の夜の荒々しい海の姿、雨の針葉樹林のみずみずしさ、虫めがねで覗く小さな世界の複雑さ、海のにおい、渡り鳥の声、無数の星々…。この本は、「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」がどんなにすばらしいものか思い出させてくれます。感覚の回路を開くこと、好奇心を持ち続けることで世界はこんなにも鮮やかになる。私が大切にしたい一冊です






2012年2月13日月曜日

MY Libraryの使い方

こんにちは。文系担当のY.Sです。
まだまだ寒い日が続きますが、日差しは少し明るく、春の気配がしてきたような気がします。
いよいよ春休み。勉強にサークルに、今しかできないことを、思いっきり楽しんでください!

今日は「My Library」の紹介をしたいと思います。
使ったことはありますか?

インターネットで、いつでもどこでも
 ・予約・貸出状況の確認
 ・貸出の延長
 ・貸出履歴の確認
などができる、便利な機能です!

1.まずはログイン
図書館HPの画面右下に、ログイン画面へのリンクがあります。


















acsuのIDとパスワードを入れて、ログインしてくださいね。
















また、acsuでログインした後の画面からも、利用することができます。









2.お知らせの確認
ログイン後の画面には、お知らせが表示されます。
確認してみてくださいね。

















3.貸出・予約状況の確認
画面左側の「予約・貸出状況」から確認できます。

















この画面から、今借りている本の貸出延長の手続きができます。
図書館に行かずに手続きができるので、
「図書館に行く時間がなくて、延滞になってしまった…!」というような事態を防ぐことができます!
ぜひ、覚えておいてくださいね。

4.その他の機能
図書をリクエストしたり、貸出履歴の確認をしたり…他にもいろいろな機能があります
ぜひ、試してみてください!

私は、「貸出履歴一覧」画面にある、「この本を借りた人は、こんな本も借りています」ボタンを良く押して見ています。
関連する本が表示されて、読書の幅が広がりますよ!!


このように「My Library」は、図書館利用に役立つ機能がたくさんあります。 「知らなかった…」という方。ぜひ、一度アクセスしてみてください!

さて、今年度の学習支援相談員は、本日で終了となります。
質問に来て下さった方、ブログを読んで下さった方。本当にありがとうございました。
新年度にはまた、カウンターでお待ちしています!
「ちょっと分からないことが…」と思ったときには、ぜひ足を運んでみてくださいね!!